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ストレスにならない”発達障害”との関係を築くために。

    
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ストレスにならない”発達障害”との関係を築くために。

人の意見を受け入れられない人や、自分の考えだけに固執してしまう人、全てを
”発達障害者”呼ばないで!

人は、変化を恐れる生き物です。
環境の変化や、思考の変化、”自分とは合わない”と感じてしまう人のも、自分の中にはない発想や行動をしてしまう人に対して感じるからなのです。

この感覚を大人になっても持ち続け、”変化させること”を恐れてしまう人たち全てが”発達障害者”だと呼ぶのはどうかやめてください。

変化を恐れてしまう人は、”普通の人”が多いです。

私も発達障害、ADHDです。
環境の変化に素早く適応できませんが、変化を恐れたり、自分の考えに固執してはいません。ただ、やはり自分の意見を述べるときに、声の調子が強くなりすぎたり、言葉を選ばず”伝える”ことに集中しすぎてしまうことがあるので、聞いている人は嫌な気分にさせてしまいます。

人から聞いた意見をすぐに受け入れられるまでに時間がかかりますが、何とか実行に移しながら、どこが間違っているからできないのか、どうしたらできるようになるか、考えて動くようにしているのです。
時間がかかるから、”何度言ってもわからない人”というレッテルを張られますが、やる気がないのではありません。
他の人が理解できている根柢の部分が理解で来ていなくて、そこから理解を深めているから時間がかかるのです。

それに比べて、自分の意見に固執して考えを曲げず、誰の意見も受け入れない人というのは、別物だということを分かってもらえると嬉しいです。
”私は人の意見は聞きません。”
”自分の考えだけで精一杯です”
と、考えている人は既に”自分”を確立できている人なのですから、”発達障害者”のようにできないことを時間をかけて何とか自分に自信をつけようと頑張るのでは、自分ができる中の事だけを精いっぱい努力している人なのです。

もっと視野を広げたらいいのに・・とか、もっと人の意見を取り入れて動いたら効率がいいのに・・
その人達を周りから見ている人がいたとしても、その人はその人中だけで精一杯で、誰からの意見も取り入れる余裕がないんです。
そのことに対して、不便を感じていませんし、自信を失っているわけでもないのです。

そもそもの違いは、”他人と違う”と感じることがないのです。
だから、人の意見を聞かないし、自分の考えに固執できるのです。

私は正直こういう人が羨ましいですが、やはり少しでも自分を変えたいと感じています。
そのためにできることは、やはり人の意見を聞いて影響を受けて、”できること”と”できないこと”を知って、”必要なこと”と”必要でないこと”を分別する能力を持つことも大切になっていきました。

どうしても切り替えが苦手で、一つのことに集中すると、ダラダラとそればかりに気を取られてしまい、時間に合わせて動くことができていません。
頭の切り替えを要するときは、私にとってはかなりのエネルギーを使って、”我慢”することになるからです。
これがかなり”疲れる”ことだと知っているから、やりたくないのですが、これも”変化”の一つです。

”切り替える=変化せる”

だから苦手だし、面倒くさいのです。
ですが、恐れているのではないので、頭の中で何度も”切り替えろ”と言い続けていると、次の行動に出ることができるので、苦はありません。
これが誰かと一緒に仕事をするとなると、やはり支障が出てきます。
動きが遅いし、切り替えが遅いしと、迷惑をかけることになり、やる気がないと弾かれてしまうからなのです。

私は現在自営業で一人でお店をしていますが、私は情報を得るのがとても苦手です。
ですが、少しでも必要な情報を取り入れて、お客さんを良くしたいと感じているから、1対1で話せる仲間との交流は大切にしていますし、少しでも多くの方と話をすることになれるためにできることにチャレンジしようと、経営塾に入ることも決めました。

幼少のころから高校までの間に、あまりいい思い出を作れず、人間関係にも悩んだ時期もありましたが、中国留学を決めて、そこでの生活があまりにもよかったから、帰国を自分で決めたにも関わらず日本での生活には、なかなか馴染めないことを何かのせいにしては、躁鬱になってしまったことだってあります。

おそらくそれは今も治っていなくて、ただ”今は”落ち着いているだけの状態なんだと思いますが、それでいのです。発症させないように、暮らしていれば問題はありません。
ADHDだって同じようなもので、一つのことに集中しすぎて、周りが見えなくなりすぎたり、逆にあちこちが気になって、集中できなさ過ぎてくると、問題ですが、症状を少しでも自分で抑えられれば、自分と向き合っているし、自分の生涯を少し変化させようと努力していることが、誰かはきちんと理解してくれるでしょう。

”発達障害者”と”普通の人”の区別が難しい人たちにお願いです。

私と同じように種類は違うけど、何らかの発達障害を抱えている方は、ご自身の症状をきちんと知って、その脳の働きに慣れ親しまず、どうしたら”脳の癖”を変化できるか、時間をかけながらも、そう考えながら向き合っている人が多いことを知ってください。

なぜ私がこのことを伝えようとしたかというと、このことが理解できずにストレスを抱えている方が多くらっしゃることが分かったからです。

変化を恐れて新しい意見を追い求めず、自分にあった人の言葉しか聞けない方は、例えそれが”発達障害”がある人だとしても、そこさえ知ろうともしないで生きて居るのでしたら、その人は”普通の人”なのです。

大抵の”発達障害”の人は、自分と他人との”溝”に苦しみ、なぜこうなんだろうか・・お悩み、苦しんで自分を知ろうと奮闘しているものです。
そうしてようやく”発達障害”があることを何らかの形で知ることになり、何とかして自分に自信が持てるように、たくさんの方の助けをもらいながら、ネットで同じような人の意見を探しながら、探り当てる努力をしています。
人見知りだから、人に会わないようにしようとは考えませんし、どうしたら人と会うことが苦手じゃなくなるか模索しながら少しづつ自分の輪を広げようと心掛けているものです。

私で言えば、本当に言葉を選ぶのが苦手で、そこに頭を使うことが面倒臭くなります。
伝え方がどうあれ、言っていることが同じならそれでいいと考えてしまうから、それで聞き手が傷つこうがどうなろうが知ったこっちゃなかったんですが、そこでストレスを与えてしまっていたら、私は人の体を良くしたいのか、それともストレスによって壊したいのか、自分がしていることそのものが目的不明になっていると、気が付いてきました。
どうしたら、そこを改善できるのか、考えていろんな人に話をしてみることを思い付きました。
そして、いろんな人に意見を聞いてみることが重要でした。
意見を言ってもらうために、意見を言いやすい話し方をすることが求められます。
”なんでもいいから目的のことを伝えよう。”というのでは、威圧感たっぷりになっていたり、嫌な思いをさせるだけで、意見を出してもらえなくなるのでは、本末転倒なのです。

そこがわかっただけでも”進歩”だと、感じていますが、他の人から見たら、私はいったいどこが変わったのか、まったくわからないでしょう。それでも気持ちが違います。それは私自身しか知らないことですが、気が付く人にはちゃんと気が付いてもらえるものです。

”発達障害”の人と、”普通の人”の違いには、きちんとした区別があるわけではありません。ですが、その方のどちらか、もしくはその両方の人を、そばにいてみていらっしゃる方は、そうか、気が付いてあげてください。
”発達障害”と呼ばれている人がほんの少しづつ変化しようとしている”成長”を。
そして、時間がかかるけれども、変化しようとしている気持ちを信じて見守ってください。
そうすることで、接し方も見えてきますし、ストレスにはならない関係を築いていけることでしょう。

因みに”普通の人”と私も話したことがありますが、とても厄介でした。
なぜこの人、ここへ来たんだろうか?と、考えさせられました。
それは、どういうことかというと・・
私が伝えたことに対して何の反応もありません。疑問を持たなければ、返事もありません。
次にお会いし、前回の話を確認すると、私が言ったことを全く覚えていないのです。
やってみないと分からないのが、”体感”です。
ですから、やってみてわからなかったら教えてくださいとお伝えしましたが、やったかどうかというと、”やりました”と帰ってきましたが、実際にやってもらうと、違ったやり方をしています。
ここまではよくあることなので不思議はありませんが、話しをしていても、その方からの質問は一切ないですし、体のどこをどう良くしたいかという、”はい”か、”いいえ”で答える質問以外は、う~ん・・となってしまいます。
この人いったい何しに来たんだろうか?と、考えてしまいました。
ただ、”施術を受けに来た”というのならそれを言えば済む話をそれも言えず、私から聞かないと答えられないというのでは、お子様ですよね。

ちなみにその方は30代後半でした。
最初は緊張からそうなっているのかと、私は自分から距離を詰めましたが、私が幾ら体の中見えていても、その状態をお客さんご自身はどう感じるのか、自覚はあるのか、そこを知るためにカウンセリングを行っていますが、私が”ここはどうです?””こちらはどうです?””こんな感じはしますか?””こういうことはありますか?”と聞かないと答えません。

大概のお客さんは自覚症状は、自分の口で訴えてきます。
だから、この人はいったい何しに来たんだろうか?と、考えてしまいました。

30代後半になっても、この状況が今でも続いていて、これまで仕事経験もしていたこともあるとおっしゃっていましたが、何も改善しようとはしてこなかったことが、すぐにわかってしまいますね。
こういう人は”普通の人”なのです。

この方に関していうと、もう放っておくしかないというのが大半の人の意見でした。
何もしないから、質問も意見も出てこないんです。
意見だって、おおざっぱだから、こちらから内容を詰めて、さらに意見を出すと”お任せします”って言いますし。
一体誰の案件だよ!!って、言いたくなりますよね・・

これでは、ストレスが溜まってしまいますが、仕方ないですよ。
こういう方は居場所を作れなくなり、自ら仕事を辞めていく人が多いそうです。

因みに、私のお店に来てくださった”普通”の方は、ご紹介で来てくださいました。
常連のお客さんのお知り合いさんでした。
その常連さんが、
"○○さん、来ましたか?”
"その方話しできましたか?”
と、よくわからない質問をしてきたことがきっかけで、普段から誰かに選択肢をもらわないと話ができないうえに、人の意見は聞いていないことが多いということがわかりました。

これではストレスがたまる関係しか生まれないでしょう。

”発達障害”のある人と、”普通”の人とで、大きく違うのは”気づく”ことができるかできないかのです。
全てを一括りにして、”発達障害”と考えないことがまず大切です。
そして、小さな成長も”成長”として認めてあげることで、発達障害者は更に成長します。
頭を撫でるとか、花丸つけるとか、そういうことではなくてですよ(笑)
確かに精神年齢が低そうに見える発達障害の子もいますが、実年齢の年相応な対応で褒めてください。

それだけでもストレスが少ない関係づくりが、発達障害者とでしたらできるのです。

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